マンション選びは日当り・眺望が大切!西向きはお得?位置・階数・方角のメリット・デメリットを徹底解説
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マンション購入を検討する時、何を重視するかは、価値観にもよりますが、日当たりや眺望は、資産価値に大きく影響します。 最寄り駅までの距離、生活する上での利便性など立地は、マンションにおいて大きな意味を持ちます。狙っているマンションを絞り込んだとしても、どの向きならいいのか?階数、位置によっても、それぞれ値付けが違うので迷うところではあります。マンション選びのヒントに、それぞれのメリット・デメリットを不動産業界歴20年以上のプロが、資産価値の目線を加えながら解説していきます。
どの向きを選ぶのか?東向きは妥協!?西向きは避ける?
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マンションを購入するときに、バルコニーの向きもチェックしている方は多いと思います。やはり、マンションは、日当たり・眺望は大変大切です。
新築分譲マンションで大型マンションで、南・東・西向きの住戸がそろっているマンションの場合、南向きより東向きの方が価格が割安になっているので、妥協して東向きが早く売れたりすることがあります。
新築の大型マンションでは、値段のバランスから、南向きでなく、東向きから売れたりします。
分譲時の価格は、一般的には南向きが人気なので、ほかの方角に比べると高めに設定されていることが多いです。その次に人気が東向きです。
東向きが、南向きより価格が安く設定されており、西向きほど抵抗がない方が多いため、東向きから売れていくという流れです。南向きより安く設定されていて、南向きでなくてもいいという方が、西向きは嫌だが、東向きなら妥協できるという方が多いと推測されます。
そして、なぜかいつも西向きが一番金額を安く設定しているにもかかわらず、売れ残る傾向があります。西向きを避けるのは、おそらく西日を避けたいという理由が多いと思います。
値段設定の高い順番は、
南向き→東向き→西向き→北向き
南向きが一番、坪単価が高い!
人気の順番に並べると「南向き」「東向き」「西向き」「北向き」の順番になります。これは日本人が部屋の日照時間について気にすることの現れだと考えられます。
関連記事:マンションの不動産取引で知っておくべき分譲単価とは?1種単価とは?
日当たり・眺望は物件価格に大きく影響する!
物件を選ぶ際に多くの人が気になるが、日当たり・眺望です。そのため日当たりは物件価格にも大きな影響を与えます。一般的に日当たりがよく快適に過ごせるとされる「南向き」のマンションは、東向き・西向きのマンションと比べて確実に価格が高くなるという傾向があります。
当然、向きだけでなく日当りに影響を与えるのは、周りの建物の状況です。マンションによっては周りの建物などの状況で、南向きよりも他の向きの方が価格が高く設定される可能性はあります。
物件の方角(向き)を選ぶポイントは、それぞれ住む人の生活スタイルや価値観に合わせて選ぶことになります。自分たちの予算は決まっているので、どこで妥協するのかがポイントです。
実際にそれぞれの方向にどのような特徴があり、どういった生活スタイルの方におすすめか、ご紹介していきます。自分の生活に合った理想の向き(方角)を見つける
ちなみに、戸建分譲では、東側道路も西側道路も値段は同じです。なんとなく西向きを避けている方も多いのではないでしょうか。東向きにはないメリットが西向きにはありますので、安く設定されている西向きはある意味お買い得感があります。先入観を持たずに、ロケーション等含めて、総合的に判断するのが得策です。
それぞれの方角にはメリットがあり、デメリットもあります。
マンションの南向きの特徴:メリット・デメリット
南向きは昔から、「日当たりがいい」というイメージがあり、人気の方角です。南向きは一日を通して日が入り込むため、日照時間が長いのが人気の理由です。また、夏と冬とでは日差しの高さが違います。夏は日差しが高くなり、冬の日差しは低くなるので、強い夏の日差しは部屋の中の奥まで入りにくく、冬は、冬の低い日差しでも長時間にわたって部屋の奥まで差し込みやすいため、室内を暖めてくれるというメリットがあります。 しかし、デメリットとして、価格設定は、一番割高になります。
部屋の日焼けもかなりあり、築20年くらい経つと東向きバルコニーの住戸とリビングの傷み方がかなり違ってきます。そして、間取り的に、寝室が北側に配置され、北側の部屋が暗かったり、結露が起こったりします。北側の部屋の近くにエレベーターとかがあるかないかは、購入時必ずチェックしておく必要があります。なぜならば、エレベーターにより明るさが遮られ、年中電気をつけておかないといけない部屋になってしまいます。防犯的に目隠しルーバーがついていることがよくあり、それが、より暗くしています。
南向きのマンションは、多くの時間を過ごすリビング・ダイニングが他の方角(東・西・北)に比べて1年中どの時間帯でも日当たりがいいのが特徴です。日差しが長時間部屋に差し込むため、在宅勤務の方や、家にいる時間が長い方などにおすすめです。
また、南向きの場合、日当たりが良いので部屋が温かいです。冬の太陽の陽の差し込みは本当にありがたいです。そのため東向きと比較すると暖房費の節約ができて、明るいリビングで過ごせるため人気がありますが、購入費用や家賃は高いのがデメリットです。
【メリット】
・日差しがよく届くためLDの湿気がこもりにくい
・リビングが明るく温かい
・冬場の暖房費が節約できる
【デメリット】
・東向きと比べると夏場の室温が高くなりやすい
・日照時間が長いためLDの家具や床が日焼けしやすい
・価格が一番高い!
マンションの西向きの特徴:メリット・デメリット
西向きのメリットとしては、やはり東向き、南向きと比較して価格が一番安くなるのが、一番のメリットです。同じ広さで間取りのマンションなら、向きは気にせず、価格が最優先と考えている場合にはメリットになります。西向きマンションは南向きより5%以上安くなることがあります。予算は最優先事項で、予算には限界があります。すごく気に入ったロケーションで間取りや広さがはまっていて、価格が安い西向きのマンションを検討するのもひとつの選択肢となります。先入観だけで判断しない方が結果的にいい買い物ができます。
また、西向きは午後から日差しが入り、冬は、日差しがありがたく、冬の西日も長時間差し込むため、冬は温かく過ごせるというメリットがあります。夏の西日はきついですが、冬の西日は、ありがたいです。
又、西向きのマンションは、寝室は東側になり、午前中日差しが入り明るく、昼からも北向きの部屋と比較して明るいというのもメリットです。
西向きのマンションでは、午後の時間帯から日差しが部屋に差し込むので、起床時間が遅めの方や、夜型の生活をしている方に適しています。また、一日の中で最も気温が高い午後2時頃の太陽は南西に位置し、冬は暖かいので、寒がりの方はいいかもしれません。夏の暑さをどう考えるかがポイントです。日差しのおかげで光熱費も、抑えることができ、観葉植物もよく育ちます。
【メリット】
・午後から日当たりがいいです。午前中は日は差し込まないが、明るさ的には問題ありません。
・冬場は午後にかけて日当たりがいいため暖房費を節約できる
【デメリット】
・夏場は西日により室温が高くなる
マンションの東向きの特徴
東向きの部屋は、南向きより価格が安く西向きの西日のきついイメージと違って、東から朝日が入りいいイメージがあり、明るい日差しを浴びながら、自然に目覚め、健康的な印象があり、居室・寝室は西側に配置され、部屋も明るいのがメリットです。
東向きのマンションは、朝方から午前中は日当たりがいいというメリットがあります。朝にしっかりと日の光に当たれば、体内時計が整いやすくなり、スッキリと目覚めることができます。
早起きの人、早朝から活動を開始する人、朝日をしっかり浴びたい人、日中は仕事等で家にいない人などは東向きの物件がおすすめです。
【メリット】
・朝から日の光を感じられ体内時計が整いやすい
・洗濯物は、午前中に干せば乾きやすく、午後でも明るさ的には問題なく寝室が西向きで午後から日当りがいい
・夏場の午後は比較的室内を涼しく保てて、夏場の西日がないので、夏は過ごしやすい
【デメリット】
・LDは午後に日が当たりにくい
マンションの北向きの特徴
北摂エリアでは、北向きバルコニーはタワーマンションを除いては、企画されることはありませんが、大阪市内のマンションでは、日焼けがしないとか、仕事を自宅で行う方にとっては日差しが入ってこないので、仕事がしやすいということで、価格が安く設定されているので売れていきます。北向きは、直射日光は当たらないものの、間接的なやわらかい光が長時間にわたって入るので、暗くはありません。
バルコニー側にどれだけスペースがあるかで明るさが違います。
北向き:直射日光が気にならないのが一番のメリット
北向きのマンションは、直射日光による日当たりのよさは望めません。しかし、夏場でも比較的涼しく過ごせたり、室内の物を日焼けから防げるメリットがあります。バルコニー側に隣地のマンションとの間隔が空いていると明るさが担保されます。
部屋の中に絵画や書物などが多くある方は、日光による劣化を予防できる北向きの物件が適しているでしょう。また、暑さが苦手な方や、暑さに弱いペットを飼っている方にもおすすめの方角です。
【メリット】
・直射日光が入らないので、夏場に比較的涼しく過ごせる
・家具やフローリングなどの日焼けを防げる
・購入費用や家賃が比較的安い
【デメリット】
・冬場は部屋が温まりにくい
・直射日光が入らないので、東向きの午後・西向きの午前中の状態が1日中続く
・湿気がこもりやすい
・南向きに窓を設置する建物が多いため、近隣の窓からの視線が気になる
西向きが夏暑くなる理由
西向きの部屋が暑いのは、 マンションは気密性が高いので午後から長い時間にわたり日差しが入り続けることで、部屋の内部に熱を蓄積されるためです。カーテンで遮断するだけでも全然違ってきます。
又、現在の新しいマンションは窓が複層ガラスになっているので断熱効果が期待できます。夏は熱を遮り、冬は熱を逃がさないようにするので、普通のカーテンでもしているだけで快適に過ごせます。
普通のカーテンではという方には遮光カーテンや遮熱カーテンという方法があります。
明るさは、遮るものがあるかどうかも大きく影響する
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仮に南向きであっても、前の建物の距離が保たれていない状況で建っていては、意味がありません。そして、南向きの部屋で注意すべきは、北側の部屋が明るいかどうかも意識しておきたいポイントです。北側の部屋が階段やエレベーターが近くにあると、北側の部屋が非常に暗く感じます。やはり遮るものがあるかないかで明るさが全然違ってきます。
遮るものがあるかないかで、明るさが全く違います。
廊下側に、なにもないのとなにかあるのと、明るさが全く違ってきます。これは、新築マンションをモデルルームで購入する時、気づかない盲点です。
関連記事:コンパクトシティ計画とマンションの資産価値!資産価値の高いマンションの選び方とマンション購入前に確認すべきこと
今のマンションは、目隠しルーバーが付いているので、更に暗く感じてしまいます。
遮るものがあるかないか必ず確認することが大切です。
快適に過ごせるのは、角部屋や最上階より中層階の中住戸
マンションは、鉄筋コンクリートでできていますが、コンクリートの特徴として熱を通してしまうところがあります。断熱材は、入っていますが、最上階はやはり熱いのがデメリットです。角部屋は、窓があり明るくメリットもあるのですが、過ごしやすさから考えると中住戸には劣ります。なぜなら、上下階や横住戸は、断熱材がわりになって、快適に過ごせるからです。
意外と中部屋は過ごしやすいです。
上下階や横住戸は、断熱材がわりになる!
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角住戸と中住戸のメリット・デメリット
角住戸
メリット:窓が2方向にあるので風通しがよく、日当たりが良く部屋が全体的に明るいです。建物の角にあり隣が1軒なので、騒音のリスクが減り、生活音が気になりにくい。共用廊下の端に家があるので、自分の部屋の前を通る人が限られプライバシーが守られやすいメリットがあります。
デメリット:価格は、中部屋に比べると割高に設定されています。
中住戸
メリット:左右に住戸があるので、断熱材代わりになり断熱性が高くなり、冷暖房効率が良く、光熱費を抑えられます。窓が少ないので角部屋より家具のレイアウトの自由度が高いのもメリットです。つまり、窓がない方が物が置きやすいです。また、新築の購入のタイミングだと複数の間取りのパターン(メニュープラン)から選べることが多く選択肢が多くなります。逆に角部屋の場合、専有面積を少し広めにした間取りも多く、価格的に高めになります。
デメリット:窓が少ない分、風通し・日当たりが角住戸と比較すると、劣ります。
南向きにこだわると損をすることも
結局の所、どの向きにもメリット・デメリットがあります。
北向きの部屋はやさしい日差しが入り込み勉強や仕事には適しています。東向きは朝日が入り、午前中はずっと明るく、昼からも優しい日差しが入るのでバルコニー側にスペースがあれば暗くないです。昼からは、西側の居室・寝室に日が差し込みます。西向きは、夏は西日が厄介ですが、午後から日差しが入り、冬はありがたいです。昼からは、東側の居室・寝室に日が差し込みます。南向きは、いいイメージがあるものの価格は割高にはなり、北側の居室・寝室は、直接日差しは差し込みません。
値段重視で、西日はそれほど気にならない場合、西向きもアリです。
先入観で物事を考えず予算の中で総合的に考えベストな選択肢を選ぶことが大切です。
低層階と高層階のメリット
低層階
メリット:1階であればエレベーターを使わなくてもよいので、通勤・通学時間帯の混雑に巻き込まれないのでイライラすることがありません。4階くらいまでであれば、エレベーターが混んでいれば階段で降りてしまった方が早いです。非常時にエレベーターがストップしても問題はありません。また、下に住戸がなく住む人がいない場合、子どもが騒いだりするのを気にしなくて良いメリットがあります。価格も上層階より割安になります。
高層階
メリット:眺望は資産価値です。外からの目線が少ないためプライバシーも守られやすく、人目を気にせず開放感があります。周りの建物が高くなくかぶっていなければ、日当たりが保証されます。眺望が抜けていると人気があるので資産価値が高く、高く売れます。
日当たりのよい部屋を選ぶための2つのポイント
マンションの日当たりは、バルコニーの向きだけではありません。チェックすべき下記の2つのポイントをご紹介していきますので、物件の購入を考えている方は向きだけでないチェックポイントも重要ですので、最低限頭の片隅において見学して下さい。
[ 1 ]周辺に高さのあるかぶってくる建物がないか
住環境を重視して探す場合、日当たりのよさを確認するとき重要なのは、周辺の建物の状況です。周辺の高さのある建物が日差しを遮っている場合、日当たりだけでなく眺望も悪くなります。たとえば、一般的に日当たりがよいといわれる南向きのマンションを選んだとしても、物件の南側にスペースがなくかぶってくる建物があると、日差しや眺望が遮られてしまいます。バルコニーの前にある建物が何階まで、かぶっているのか、あるいは将来かぶってくるのかを意識して見ておくことは大切です。内覧時には周辺の建物が部屋の日当たりや眺望にどの程度影響を及ぼしているのか確認しておく必要があります。例えば、南向きの角部屋であったとしても、東側や西側に建物が接近していると、角部屋のメリットはあまりなく暗くなるでしょうし、窓を開けたとしても、隣地の建物の窓が気になり、開けれないということもあるでしょう。
[ 2 ]バルコニーの奥行きや間取りも適しているのか
バルコニーの奥行きも、日当たりに大きくかかわってきます。また天井が高くハイサッシになっていると明るさや開放感があります。
現在の新築では、ハイサッシにするとコストが上がるため、ハイサッシのマンションをみることはほとんどありません。ただ、中古マンションを探す場合、2000年から2005年くらいに建築されたマンションの場合、ハイサッシのマンションが存在します。また、ハイサッシになっていなくても採光性に工夫があり全体的に窓の面積が多いマンションの場合、それだけ日差しを多く取り込み明るさを確保することができます。
また、奥行きだけでなく、バルコニーの手すりの材質も重要で、ガラスパネルであれば陽を通しやすく、コンクリートだと陽を遮断してしまいます。
バルコニーの出幅がありすぎると日差しがあまり室内の奥まで届かなくなります。バルコニーの広さだけ見るのではなく室内へ差し込む日差しとのバランスも見ておきたいところです。
また、間取りもよくみておく必要があり、南向きの場合、寝室など居室が北側にあり、リビング(もしくはLD+和室)だけにしか陽が差さない間取りが一般的に主流です。南向きの場合、北側の寝室の明るさも確認しておく必要があります。西向き・東向きであれば、日差しはリビング以外からも差し込むので、寝室等の居室の日照時間や日当たりに違いがでてきます。
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